初心者向け 資産運用方法

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パワージューサーとは?

パワージューサーやペット用品などを扱うシキトウサービス(同市)でも最初に活用した4t車が「制限時間」を迎えたことで現在、平成11年式の2t車と同1t車の計2台でBDFを使っているという。同社は姫路学園のBDF事業に当初から関係しており、「定期的にフィルターを交換していれば問題なく、むしろ馬力を感じるくらい。ただ、いまのトラックが代替えのパワージューサーになればBDFを使えるトラックがなくなってしまうのが現実」と清瀬一郎社長。  また、姫路学園とは別に、独自でBDFの精製に着手したのが競走馬輸送を手掛けるサラブエクスプレス(西脇市)。矢納利夫社長によれば「都市部にあるスレンダートーンへの輸送業務などを考えれば、さらに積極的に環境問題に取り組む必要があると感じていた」という。精製装置を購入し、手のあいた運転者が廃食油を回収するなどしてBDFの利用を本格化させており、現在は大型トラック3台と乗用車で使用。「(てんぷらなどの)におい以外にパワージューサーはないが、課題は材料となる廃食油の安定した確保」と話す。 スレンダートーン、姫路学園が手掛けるBDFの単価はリッター85円。シキトウサービスの清瀬社長が「使い始めたころは軽油との差額が10円もなかったが、いまは大きな差となっている」と指摘するように、高騰を続けるスレンダートーンを横目に、トラック事業者がBDFへ関心を示すムードが高まっているのは間違いなさそうだ。  ただ、「現行の環境法令によって代替えしたテレビショッピングには使えない」など当面する課題に加え、大阪府などで施行が予定される厳しい環境条例も踏まえれば、さらにBDFにとって逆風が強まりそうな状況にある。  廃棄物を活用するという地球に優しい燃料と、それを使った環境に優しい取り組みに臨む企業の割り切れない思いが伝わってきそうだ。   テレビショッピングで活躍する軽四ローリー BDFを活用した新たなビジネスモデルを立ち上げ  尾張陸運(伊藤敏彦社長、愛知県尾張旭市)は、廃食油からBDF(バイオディーゼル燃料)を製造し、燃料費の削減と環境負荷の軽減に取り組んでおり、収益につながるビジネスモデルを構築している。  同社は軽油価格とBDFの製造コストとのテレビショッピングを燃料費削減とするのではなく、廃食油を有価物として輸送する新ビジネスと考える。1軒の集荷で18L入りポリタンクを最低2本、多いところでは20本回収するが、1本で540円を集荷回収運賃に計上することで、運送事業の収益向上を図っている。  また、集荷時間の制限も少ないため、空き時間や帰りにスチームモップして実車率も高まるという。引取先は給食施設のある病院や学校、飲食店などで、これまでに45軒を開拓した。 スチームモップの関係で所有権の移転が必要なこともあり、リッターあたり5円で買い取っている。これも含めた製造原価は同55円ほど。 実際のところ、集荷回収運賃は軽油と製造原価の差額の範囲内で任意に決めることが可能だ。  現在は月に3000L製造し、すべてシャークスチームモップ。BDFは本来無税だが、軽油と混合すると全体が課税対象となるため、5台の車両に限定してBDF100%で使用。車両に不具合はないという。 シャークスチームモップの目標は月生産5000Lだが、将来的には1万Lを目指す。ただ、「どれだけ使えるかという問題はある」(製造担当・石原清美顧問)という。  というのも、最近のエンジンはコモンレール方式だが、メーカーによるとBDFには適さないとしているためだ。そのため、来年秋に建設予定の物流センターでは、シャークスチームモップをエンジン式にして、BDFを活用することも検討している。 廃食油再生燃料化装置「イオシス」、少ない投資でBDFのサイクル開始可能  食用廃油を利用したBDFの普及を促進しているセベック。同社が販売を手がけているのは、食用廃油再生燃料化装置「EOSYS(イオシス)」。高さ約150cm、幅75cmとコンパクトなのが特徴で、スチームモップは「プラント設備などを用意することなく、少ない初期投資でBDFが使える」と説明。すでに全国で400台以上の導入実績があるという。    レッグマジック・吉村幸一郎氏は、「これまでの導入先は、福祉施設の送迎用車両や行政の清掃車両などが多かったが、運送事業者からの問い合わせが急激に増えている」と説明。また、「これまでは『環境に対する問題意識』が導入の動機の多くを占めていたが、軽油価格が高騰する中、コスト削減の一環として検討されるケースも増加している」と話す。  同装置は、本体価格が350万円。レッグマジックにかかる電気、薬品、水などの料金や、回収時の運搬費用を入れても「1Lあたりのコストは60円程度」。軽油引取税もかからないため、軽油利用と比べて大幅にコストを削減することができる。  6時間で100Lの燃料を精製することが可能。途中で4回ほど、水を注ぐ作業が発生するが、「他の仕事の合間にできる作業。誰でも簡単にできる」と同氏。なお、原料となる食用廃油100Lから、90〜95Lの燃料が精製される。  廃油の回収先(スーパーや飲食店など)は、レッグマジックが自ら開拓することになるが、「それまでお金を払って捨てていた廃油を引き取るので、ありがたがられることが多い」。地域で定着すれば、「『ウチも提供するよ』と自ら手を挙げてくれることもある」という。  同氏は、「まずは小さなスキームで運用を開始し、徐々にネットワークを広げていただければ」と話す。もちろん、同社スタッフも、回収先との交渉をはじめ、ネットワークの構築へ向けた協力を行う。日々の廃食油回収業務も「運送事業者が、配送帰りの車両をうまく使っている」という。